移住した古民家の押し入れを開けると…床がフカフカ。踏んだら沈む。
完全に腐っていました。

カビ取りでどうにかなるレベルではなかったので、思い切って決断。
「どうせ直すなら、和室の押し入れをウォーキングクローゼットに変えてしまおう!」

床下補修から壁の塗装、フローリング施工まで、全部DIYでやり遂げました。

📋 この記事でわかること

  • 古民家の押し入れ床が腐る原因と対処法
  • 床下補修の5ステップ(ヤスリ→防腐→防湿→調湿→合板)
  • 押し入れをウォーキングクローゼットに改造する方法
  • 使った道具・材料と実際にかかった費用
  • ビフォーアフター写真あり

📸 ビフォーアフター

😱 BEFORE|腐った和室の押し入れ

腐って剥がれた押し入れのベニヤ板

✨ AFTER|洋風ウォーキングクローゼット

完成したウォーキングクローゼット

なぜ押し入れの床が腐ったのか

移住後すぐにカビ取り侍で家全体のカビを撃退しましたが、1階押し入れの床だけはカビ取りでは手に負えない状態でした。

ベニヤ板を剥がすと、板というより「布」のような状態。長年の湿気で完全に繊維化していました。

畳を外した押し入れ全体の状態

▲ 畳を外した状態。押し入れの床下がむき出しに。

ベニヤ板を剥がした後の根太の様子

▲ ベニヤ板を剥がすと根太(ねだ)が露出。

😱 発見した状態

  • ベニヤ板がフカフカに腐食・布状態
  • 根太(ねだ)の表面がカビだらけ
  • 床下に30年前のプルタブ・錆釘が散乱
  • 地面がむき出しで湿気放題
✅ 不幸中の幸い

  • 補修範囲がタタミ1畳分だけ
  • 四方をコンクリート基礎が囲んでいる
  • 構造材(柱・梁)への被害なし

床下補修+ウォーキングクローゼット改造の全工程

フェーズ 作業内容
根太・大引きをヤスリ掛けしてカビ除去
木材防腐防虫剤(クレオパワー)を塗装
防湿シートを敷き変性シリコーンで固定
床下調湿剤(床下さらり)を敷き詰める
針葉樹合板9mmを張る
壁・天井・棚をすべて白くペイント
フローリングシートを敷いて完成

① 根太・大引きをヤスリ掛けしてカビ除去

床下の土と通気口の様子

▲ 床下の状態。通気口はあるが湿気が溜まっていた。

根太と大引きの表面がカビで覆われていたため、電動サンダーでカビごと削り取ります。

マキタ電動サンダーB03710

▲ マキタ電動サンダー B03710(楽天で約1万円)。粉塵吸じん機能付き。

使用したのはマキタ電動サンダー B03710(楽天で約1万円)。100V有線式で粉塵吸じん機能付き。サンディングペーパーは#120番粗目を使用してカビを根こそぎ削り取りました。

② 木材防腐防虫剤(クレオパワー)を塗装

クレオパワーで根太を塗装中

▲ ハケでクレオパワーを根太に塗布。サラサラとよく染み込む。

ヤスリ掛けが終わったら即塗装。使用したのは信和ペイント クレオパワー 14kgブラウン(楽天で約5,000円)。臭いが少なく木材への染み込みが良い。乾燥も約2時間と速い優れもの。

😂 失敗談:一斗缶の開け方がわからず信和ペイントへ電話。「フタの中心を押すと開き、側面を押すと閉まる」と丁寧に教えてもらいました。初めての方、覚えておいてください!

③ 防湿シートを敷いて変性シリコーンで固定

防湿シートを床下に仮置き中

▲ 防湿シートを床下に仮置き。厚み0.15mmで重厚感あり。

変性シリコーンシーラントで防湿シートを固定

▲ コーキングガンで変性シリコーンを打ち、防湿シートとコンクリートを接着。

床下のゴミを全部清掃して平らに均し、強力防湿シート Sスーパーグレード品(厚み0.15mm)(楽天で約7,000円)を敷きます。市販品の約2倍の厚みで破れにくく安心。その後変性シリコーンでシートとコンクリートを接着。1本でタタミ1畳分を使い切りました。

💡 床下作業には明かりが必須!
マキタ LEDワークライト ML807(楽天で約7,000円・バッテリー別)が大活躍。18Vバッテリーと互換性あり、かなり明るい!

防湿シート完了後にLEDワークライトで照らした様子

▲ 防湿シート敷き込み完了。LEDワークライトのおかげで暗い床下でも作業しやすい。

④ 床下調湿剤を倍量で敷き詰める

防湿シートの上にアイリスオーヤマ 床下さらり 10kg(楽天で約1,200円)を敷き詰めます。標準施工量(1坪2袋)の倍量(0.5坪に2袋)を使用。防湿シートがちょうど見えなくなる量でベストでした。

⑤ 針葉樹合板9mmを張る

新しい合板を張った押し入れ床

▲ 針葉樹合板9mmを張り終えた状態。以前の3mm薄ベニヤから大幅に強化。

ホームセンターで針葉樹合板9mmを購入。以前の3mm薄ベニヤから大幅強化。合板裏面にもクレオパワーを塗装してから設置。マキタ丸ノコ M565(楽天で約12,000円)でカットし、HiKOKI フィニッシュネイラー NT50AE2(楽天で約14,000円)で根太に打ち付けました。

RCS 電動ジグソー 18V

▲ 細かいカットにはRCS電動ジグソー18Vも活躍。

⑥ 壁・天井・棚をすべて白くペイント

床下補修が終わったら、いよいよウォーキングクローゼット化の本番。和室の古い押し入れを洋風に変えるには「とにかく白く塗る」のが一番効果的です。

押し入れ内部を白く塗装中(棚あり)

▲ 棚板も含めて白ペイント施工中。一気に洋風の雰囲気に!

白ペイント完了後の押し入れ内部

▲ 壁・天井・棚すべて白ペイント完了。もはや押し入れの面影なし。

壁・天井・棚板のすべてに白ペイントを塗り重ねると、和室感がゼロになります。この変化だけで「別の部屋か!」と思えるくらい雰囲気が変わりました。

⑦ フローリングシートを敷いて完成!

完成したウォーキングクローゼット

▲ 完成!腐った和室の押し入れが、白くておしゃれなウォーキングクローゼットに大変身。

最後に木目調フローリングシートを敷いて完成です。白い壁と木目の床の組み合わせで、完全に洋風のウォーキングクローゼットに変身しました。

かかった費用まとめ

品目 購入先 費用(目安)
マキタ電動サンダー B03710 楽天 約10,000円
クレオパワー14kgブラウン 楽天 約5,000円
マキタ LEDワークライト ML807 楽天 約7,000円
強力防湿シート0.15mm 楽天 約7,000円
変性シリコーン ホームセンター 約1,000円
床下さらり10kg×2袋 楽天 約2,400円
針葉樹合板9mm ホームセンター 約2,000円
マキタ丸ノコ M565 楽天 約12,000円
HiKOKI フィニッシュネイラー NT50AE2 楽天 約14,000円
MAX フィニッシュネイル F25MO Amazon 約800円
白ペイント・フローリングシート等 ホームセンター 約5,000円
合計 約66,200円

業者に依頼すると数十万〜100万円以上かかるケースもある床下補修+リノベを、約7万円のDIYで実現できました。

まとめ

✅ この記事のまとめ

  • 古民家の押し入れ床腐食は床下補修5ステップで完全再生できる
  • 防湿シート(0.15mm厚)+調湿剤(倍量)で湿気を根本から対策
  • 白ペイント+フローリングで和室押し入れが洋風WICに大変身
  • 業者依頼なら数十万のところをDIYで約7万円に圧縮
  • 古民家の「困った」はDIYで解決できる!

「腐ってる→業者に頼む」ではなく「腐ってる→DIYでもっと良くする」という発想の転換が古民家暮らしの醍醐味です。
次回は古民家DIYシリーズの続きをお届けします。では!

※本記事は筆者の個人的な体験に基づいています。実際の作業は安全に十分ご注意ください。

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ABOUT ME
ヒロボウズ
40代前半にしてうつ病により会社を退職。節約・節税・投資で生き方を模索中。